熱中症で小1死亡・学校での熱中症予防の判断基準はあったのか?

愛知県豊田市の小学1年生の男の子が、7月17日正午前に熱中症で死亡しました。
 
全国的に最高気温が更新される猛暑日が続き、毎日ニュースで、熱中症の危険を知らせていたにも関わらず、今回、幼い命が犠牲となりました。
 
義務教育である学校という場所で、子どもの命を預かっている教育者の熱中症に対する知識不足や認識の甘さが招いた結果だと思われます。
 
 
スポンサーリンク
 

事件の概要


引用;テレ朝ニュース

愛知県豊田市の梅坪小学校1年の男子児童(6)が熱中症とみられる症状で死亡した。男子児童は16日午前10時過ぎから校外学習で近くの公園に出かけ、遊具などで遊んだ後、午前11時半ごろ学校に戻った。その後、男子児童は教室で意識を失い、正午ごろ病院に救急搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。豊田市の午前11時の気温は33.4度で、死因は重度の熱中症である『熱射病』とみられるという。
引用;テレ朝ニュース
 
 
17日の豊田市の最高気温は、37.3度とのことですが、正午前はこの気温に近かったことが予測されます。
 
 
 そんな猛暑の中を、低学年の児童を1時間半もの間、校外学習へ出すなんて、殺人行為としか思えません。

身長が低い子どもは特に、アスファルトからの照り返しの熱を受けやすく、熱中症になりやすいというのに。

亡くなった児童は、公園へ行く途中にも担任の先生に「疲れた」と言っていたとのことです。

小学1年生の男児では、自分の体調の悪さをまだ、的確に表現できる年齢ではないと思います。

うまく表現できない言葉の意味を組み取り、周囲の大人が異変に気付いてあげることが重要だと思います。

亡くなられた児童がどれ程、暑く苦しかったかと思うと、悔やまれてなりません。

熱中症とは?

熱中症とは、高温多湿な環境に、身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。

症状】

めまい(眩暈)や立ちくらみ、手足のしびれや一時的な失神があります。

熱失神とも呼ばれ、炎天下や暑い室内での長時間労働やスポーツなどにより、体内に熱がこもり、脳への血流がへることや脳そのものの温度が上昇することで引き起こされます。

また、発汗による塩分の欠乏などから筋肉の硬直が起こり、悪化すると全身の倦怠感(だるさ)や吐き気・嘔吐、頭痛などを伴うこともあります。

さらに重症化すると脳がダメージを受け、体温調節機能が正常に働かなくなり、暑いはずなのに汗をかかない、寒さを感じるといった症状が出ることもあります。

【対処法】

<意識がはっきりしている場合>

①クーラーの効いた涼しい場所へ移動し、(屋外の場合は、日陰で風通しの良い場所)衣服を緩め寝かせ、膝を立てた状態(足を高くする)で血流を心臓や脳へ促します。

②体表面の太い動脈が通っている脇や足の付け根、首などに保冷剤や濡らしたタオルなどで冷やします。

③身体から失われた水分・塩分を補うため、スポーツドリンクや0.1~0.2%食塩水(水1Lに対し塩1~2g)を補給します。

*嘔吐や吐き気で水分摂取が出来ない場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

<意識がもうろうとしている場合>

*救急車で病院へ受診しましょう。

熱中症予防指数

熱中症は、油断すると命にもかかわる危険なものです。

熱中症予防指数とは、熱中症を予防することを目的として提案された指標です。


引用;環境省

引用;環境省

上の図のグラフからも、28℃(厳重警戒)を超えると、急激に熱中症患者が増えることがわかります。

亡くなった児童は、17日11時に33.4度だったという事は31度以上の危険温度基準にあったことがわかります。

学校側が、この熱中症予防指数をもっと重視していれば、熱中症による死亡は、防げたのではないかと思うと、悔やまれてなりません。

スポンサーリンク

ネットの反応

  • 今週は熱中症の危険が叫ばれていたのに、
    その対策を怠った校長、教師らの責任は重い。
    引用;yahooニュース 

  • 子供が学校で熱中症で倒れて亡くなるなんて悲しすぎる。親は悔しいし悲しいし辛いと思う。私だったら学校を許さないな。

    もう昔の夏じゃないんだから学校はエアコン設置して校内授業のみにしたらいい。科目ごとの課題こなすより命守る方が大事でしょう️。
    引用;yahooニュース

  • 熱中症について仕事でも扱っているので一言いいたい。
    体温調節がうまくできない小学校低学年の生徒を35℃を超す環境に出してはいけない。殺人行為だ。学校側の責任は重大。
    もう、一昔前みたいな夏の気温じゃないよね。自分が子供の頃は暑くても30℃越えなんてなかった気がする。熱中症に気をつけろ、じゃなくて最初から熱中症にならないように確実に対策しなきゃいけなくなってるよね。
    引用;yahooニュース

  • こんな暑い時期に、それでも何がなんでも行かないといけなかった郊外授業って何?
    引用;yahooニュース

  • なんでこんなに暑いの分かってて外でやらせるかな。。
    子供なんて体温調節が上手に出来ないうえに、具合悪くても自覚しなかったり、言いづらかったり。。
    学校の責任だね。
     引用;yahooニュース 

  • うちの子の通う学校は本日体育は暑さのため中止でした。気温は34度でしたが、的確な判断をして頂いて助かりました。
    37度だともっと対策を取らなくてはならなかったと思われます。防げた命だと思うと学校の過失は否めないですね。こういう所に学校の資質って出てくると思う。
    引用;yahooニュース
     

多くの方々が、熱中症で亡くなった児童に対し、猛暑の危険を認識していない学校の責任は重いと感じています。

また、昔と今では、温暖化に伴って酷暑となっているため、学校の環境調整のあり方を問われています。

現在の公立の多くの学校では、教室に冷暖房が完備されていない現状ではないでしょうか?

職員室など、大人が過ごす場所には、冷暖房が完備され、小さな弱い立場の子どもには、過酷な環境下に置かれているなんて、あまりにも理不尽ではないでしょうか?

もっと、子どもの立場を考慮していただきたいと思います。

まとめ

義務教育で通わざるを得ない学校という集団生活を世議なくされる場所は、子どもたちにとって1日の大半を過ごす生活の場所です。

子どもの命を預かっている教職者たちは、もっと真摯に子どもを、全ての危険から守ることに注意を払い取り組むべきだと思います。

地球温暖化で猛暑日の続く現在、環境の変化に合わせ、あらゆる情報を活用し、環境を整え、的確な判断を行うことが、最優先事項だと思います。

亡くなった小学1年生の男児の、ご冥福を、心よりお祈りいたします。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする